里塚霊園

たまたま液状化で深刻な清田区に行くことになりました。場所は里塚霊園。

台風と地震で悲惨な状態でした。台風で倒木し、地震で約5,000基のお墓が被害にあったそうです。
現場に着いた瞬間、うわっ!何これっ?という感じでした。

大木の殆どが根が浅く、大地に根付いているように見えなかったので、どうして根が浅いのか?好奇心旺盛な私は早速、休憩中の倒木処理をしていた業者の方に聞いてみました。
業者の方が言うには、「木の根は栄養分を吸収しようとして深く深くに根を伸ばして行くが、元々が火山灰で栄養が無いから深くまで伸びて行かないんだよと」。

そこで調べてみると、
札幌市清田区里塚、美しが丘付近は標高約60~80mほどの台地となっており、4万年ほど前に支笏カルデラが形成されたときに噴出した支笏火砕流堆積物でできているそうです。古い空中写真や地質図を見ると、火砕流台地には侵食作用でつくられた谷がいく筋か走っており、そこを造成、盛土して住宅街が作られているそうで、現時点で確認できる被災地は、いずれも旧谷地形を谷埋め盛土した地域にあるそうです。

お墓一つ一つをゆっくり見渡すと、いろいろな想いが込み上げてきました。
東日本大震災の悲惨な光景の事、実家・親戚のお墓の事など(私は福島県出身です)。
時間の経過と共に、ある詩を思い出しました。
紹介します。

「こちらから」
こちらから頭を下げる
こちらからあいさつする
こちらから手を合わせる
こちらから詫びる
こちらから声をかける
すべてこちらからすれば
争いもなく
なごやかにゆく
こちらからおーいと呼べば
あちらからもおーいとこたえ
あかん坊が泣けば
お母さんがとんでくる
すべて自然も人間も
そうできているのだ
仏さまへも
こちらから近づいてゆこう
どんなに喜ばれることだろう

合掌